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北陸工業新聞社
2018/09/19

【富山】残費54億で築堤、掘削/黒部川直轄河川改修事業/北陸整備局 

 北陸地方整備局は、黒部川直轄河川改修事業に19年度以降の残事業費約54億7700万円を投じ、引き続き築堤や掘削などに取り組む。このほど開かれた事業評価監視委員会で事業継続が認められた。
 同事業は1969(昭和44)年に事業着手以来、急流河川特有の土砂を多く含んだ洪水流の強大なエネルギーによる川岸洗掘・侵食から堤防の安全性を確保するため、河道状況をその都度評価し優先度を定め、根継護岸工や縦工で対策を施している。
 19年度以降には▽0・0〜1・2キロ 入善町飯野、黒部市生地 河道掘削▽右岸3・1〜3・7キロ付近 入善町上飯野 浸透対策▽4・0キロ付近 入善町飯野、黒部市沓掛 河道掘削▽左岸4・2キロ付近 黒部市沓掛 堤防▽右岸5・2キロ付近 堤防▽左岸6・8キロ付近 黒部市上荻生 堤防▽8・0〜8・6キロ付近 入善町小摺戸、黒部市若栗 河道掘削▽右岸8・8キロ付近 入善町小摺戸 堤防▽左岸13・2キロ付近、黒部市愛本 堤防▽15・6キロ〜16・6キロ 黒部市音沢 河道掘削▽18・6〜19・0キロ付近 黒部市宇奈月町 河道掘削―を整備していく。
 残事業費の内訳は▽掘削81万立方メートル 22億8100万円▽築堤1000メートル 4億6700万円▽浸透対策100メートル 4000万円▽縦工2基 3億6000万円―のほか、間接経費が23億2900万円ある。維持管理費には33億3000万円を見込む。総事業費は約90億円で、38年度の事業完了を予定している。

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