内灘町は、9月補正予算案に「河北潟ゆうきの里」(同町湖西)の家畜排せつ物処理施設の大規模改修事業に伴う補助金2億871万円を追加計上した。19日の町議会9月会議最終日に提出される。18日の町議会全員協議会で報告された。
ゆうきの里は2000(平成12)年、河北潟酪農団地の共同ふん尿処理施設として整備された。設置から18年が経過し、設備の大半が老朽化していることから、国、石川県、町の補助金を活用して大規模改修に着手する。排せつ物処理の安定化や、生乳生産体制の維持向上、環境保全を図る。事業主体は河北潟酪農組合。
今年度からの2カ年事業で、堆肥化装置増設、汚水処理設備更新などを予定している。総事業費には9億2124万円を見込む。