トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2018/09/19

【熊本】復旧工事で車両不足 県生コン組合

 熊本県生コンクリート工業組合(味岡和國理事長)は14日、ネストホテル熊本で県内各地区協同組合の事務局長らを集めた事務局責任者・積算委員会の合同会議を開いた。諸問題や出荷状況などが報告され、震災復旧が進む熊本と阿蘇地区では生コン車両や運転手不足が問題となっている。
 熊本地区の生コン出荷量は、大幅な伸びをみせた昨年度を上回るペースで推移。今年度出荷量は前年度比微増の90万立方bを想定している。生産能力は維持しているが、生コン車両と運転手の確保が課題に。協組が保有する車両330台に対し、毎月約1000台が不足しているという。
 同地区の齋藤賢二技術部長・積算委員は「他地区の協力に加え、九州内からチャーターしているが、それでも足りていない。戸建工事の需要も多く、小型車両に運転手が取られ、輸送能力は限界にきている」と現状を報告。「今後も市民病院など大型物件が控えている」と引き続き協力をお願いした。
 事務局からは諸問題として、▽生コンクリート製造におけるリスクアセスメント▽スランプ12a、残コン・戻りコンへの対応▽優良向上選定基準―について説明があった。

提供:西日本建設新聞社
公式フェイスブックページ:「記者 建設探訪