東温市は、松山自動車道川内インターチェンジ(IC)と松山IC間に計画されている「(仮称)東温スマートIC」の新設について、9月29日に第1回事業説明会を市役所で開催する。地域住民への説明を経て、順調であればその後、11月ごろから測量、設計、用地交渉などに取り組むことになる。供用予定時期は2023年度。
市はこれまでに実施計画書をまとめ、8月10日付で国から新設許可があった。西日本高速道路など関係機関と連携しながら地元協議、用地交渉など調整する。
設置場所は田窪。高速側道1号線(上り)と同2号線(下り)で市道と高速道を連結させる。計画交通量は1日当たり約4000台。高松方面ON・OFFが3200台、松山方面ON・OFFは800台と推計。供用時期は23年度を目標とする。形態は上下線ともに入口・出口として利用可能なフルインター形式、運用時間は24時間。連結許可申請作成や詳細検討測量は長大松山事務所(松山市)が担当。
設置場所の周辺には重信工業団地、愛媛大学医学部附属病院、陸上自衛隊松山駐屯地などが立地している他、昨年7月には県警察機動隊基地が移設され、21年度には新たな工業団地の分譲が開始される予定になっている。
提供:建通新聞社