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建通新聞社四国
2018/09/18

【高知】高知渋滞対策協 はりまやと石立改良

高知県内の道路管理者や学識経験者で構成する高知県渋滞対策協議会(議長・土肥学土佐国道事務所長)は11日、2018年度初会合を開き、道路利用者団体から要望のあった「はりまや橋交差点〜中の橋通り交差点」と「石立交差点」の車線運用を改良する対策案を示した。
 国道32号はりまや橋交差点〜中の橋通り交差点は、特に東行きが渋滞している。片側3車線だが車線利用に偏りがあり、第3走行車線が右折専用で有効活用されていないことや、第1走行車線にバスと一般車両が混在し、駐停車車両を回避するため蛇行が多く事故が発生しやすいことが課題となっている。
 このため、国ではとさでん交通と協議し、第1走行車線へのゼブラ帯設置や、はりまや橋交差点の車線運用を改良し右折専用レーンを設けることなどを盛り込んだ対策案を示した。今後、関係機関とも協議し具体化していく。
 国道56号石立交差点は、東行き、西行きとも渋滞が発生しており、特に東行きは770b先の能茶山交差点を超え、渋滞が延伸している。渋滞の要因として、交差点北側の歩行者・自転車通行量が多く、さらに東行き交通量の左折率が約20%と高いことを挙げている。そのため、今後東行き流入部に左折レーンの設置を検討する。
 協議会では、道路利用者団体との連携を強化するため、17年度にトラック、バス、タクシーの各協会から渋滞対策の要望箇所を求めた。その結果、高知市内を中心に22カ所の要望が挙げられており、今回はこのうち2カ所の対策に着手する。

提供:建通新聞社