建通新聞社
2018/09/18
【大阪】大阪メトロ 動物園前駅をリニューアルへ
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、「御堂筋線動物園前駅」と「堺筋線動物園前駅」の大規模リニューアルを計画している。工事規模は約16億4000万円を想定しており、早ければ2019年10月に基本・実施設計を発注する予定だ。工事発注時期などは現在のところ未定としている。
両線の動物園前駅は、大阪市西成区太子1ノ6ノ12に位置。延べ床面積は御堂筋線が6685平方b、堺筋線が9984平方b。両駅ともリニューアルに伴う建築工事、機械設備工事、電気設備工事、鉄道電力工事、鉄道通信工事などを予定。工事費で16億3700万円を想定している。
大阪メトロでは、基本・実施設計に先立ち、リニューアルに向けたデザイン提案の公募を開始した。参加表明を9月28日、技術提案書を10月19日まで受け付け、11月2日に審査結果を通知する予定だ。
求める提案内容としては、「明るい地下空間の徹底」「先端テクノロジーの活用」というコンセプトに基づくホーム階・コンコース階・出入り口それぞれのデザインコンセプトなど。デザイン公募は御堂筋線のみが対象となる。契約上限額は7020万円(税込)。同社では、今回出されるデザイン案を設計内容に盛り込む考えだ。
大阪メトロは、4月に大阪市交通局が民営化して発足。今後、同様のコンセプトで地下鉄主要駅のリニューアルを進めていく考えだ。