全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　豊田市は、新博物館基本計画（素案）を踏まえたサウンディング型市場調査を実施する。民間事業者の優れたアイデアやノウハウを生かした具体的で実現性の高い事業提案を募集する。提案書とエントリーシートの提出期限は９月21日。
　応募要件は、新博物館整備・運営事業などの実施主体となる意志がある法人または法人のグループと、文化ゾーンの魅力向上につながる提案ができる法人または法人のグループ―など。
　今後のスケジュールは、サウンディングを10月１日から同５日までに行い、11月２日に結果の概要を公表する。
　基本計画（素案）などを踏まえたサウンディングの項目は９項目あり、この全てかいずれかの項目について募集する。項目は▽新博物館の建物整備や敷地内の機能配置の考え方▽市民参加型の展示「えんにち空間」（仮称）などの実現に向けた提案▽「出会い・交流部門」、屋外広場、屋外展示空間の効果的な運営手法の提案▽管理運営計画における外部資金の導入に関する提案▽基本計画（素案）に記載のある事業内容を超える有効な提案▽住環境に配慮しながら文化ゾーンとしての面的な魅力向上につながる取り組みの提案▽文化ゾーン内各施設間の回遊性、相互連携を高める取り組みの提案▽文化ゾーン内各施設の機能向上と効率化に寄与する管理運営手法の提案▽文化ゾーンへの導入動線と駐車場配置の提案。
　基本計画（素案）の施設計画によると、旧県立豊田東高校跡地（小坂本町５ノ80他）約３・６�fの敷地に、文化ゾーン構想における歴史継承拠点となる新博物館の他、屋外展示、広場、駐車場を整備する。新博物館の規模は７０００〜７５００平方�bを想定している。
　２０１７〜18年度の２カ年をかけて基本計画を策定し、19年度から設計着手、20年度に高校施設を解体するなど工事を進め、20年代前半の開館を目指している。
　市は、基本計画（素案）を市ホームページで公開するとともに、９月30日までパブリックコメントを募集している。

提供：建通新聞社