建通新聞社
2018/09/13
【大阪】国際会議場などESCO事業者を選定
大阪府住宅まちづくり部は、資金活用型ESCO事業(シェアードセイビングス契約)で、最優秀提案者を近つ飛鳥博物館は東芝エレベータグループ、国際会議場はアズビルグループに決めた。今後、詳細協議を経て正式契約する見通し。
東芝エレベータグループは、同社とIBJL東芝リースで構成。同グループの提案は、照明のLED化、熱源機器更新、空調機インバータ設備更新、エアコン設備更新、衛生設備節水栓導入、BEMS装置導入など。
省エネルギー率、CO2削減率は25・1%。光熱水費削減費は年間560万円。ESCO契約期間は15年。府の経費削減効果は、年間6万1801円、15年間の全体経費削減総額は92万7015円を見込む。
アズビルグループは、同社と三井住友ファイナンス&リースで構成。同グループの提案は、熱源システムの更新、空調機変風量制御、空調機CO2制御、空調機節電運転制御、蒸気配管への断熱ジャケット導入、照明のLED化、節水器具の導入など。
省エネルギー率は33・8%で、CO2削減率は34・6%。ESCO契約期間は15年。光熱水費削減額は年間7414万4689円。府の経費削減効果は、年間950万6246円、15年間の全体経費削減総額は1億4259万3690円を見込む。
府の民間資金活用型ESCO事業は、これまで府有施設84カ所で導入。平均で年間光熱水費8億9000万円の削減と省エネ率26・7%の効果を上げている。