日本工業経済新聞社(群馬)
2018/09/12
【群馬】テクノアカデミーがフィリピンと合同会議
利根沼田テクノアカデミー(桑原敏彦校長)は8日、沼田市役所でDTI(フィリピン貿易産業部)と建設業の人材指導育成に関わる合同会議を開催した。アカデミーとフィリピン政府との間で交わされ建設業の人材育成に協力する了解覚書(MOU)に基づくもの。当日はフィリピン政府と同国建設業関係団体の幹部などおよそ20人が参加。実際の指導例や具体的な取り組みについて、アカデミー側が説明し、今後の方針について意見交換を行った。
冒頭、あいさつに立った桑原校長はこれまでの経緯について触れた後に「これからもフィリピンと友好的な関係を持ちつつ、建設業に関わる人材の指導育成を進めていきたい」とし両国が抱える課題解決に向けて意欲を示した。
会議ではMOU締結以後、アカデミーが行ったメーカー連携会議や商品開発の状況、スマートフォンを活用した指導方法などを説明。その上で、両国が共同で取り組むカビテ建設業人材育成センター(CMDC)の再建に向けて、担い手育成のノウハウと商品開発から得た省力化工法を提供するといった提案事項が伝えられた。
具体的な方針を検討する合同会議は今回が初めて。2回目は年内にフィリピンで開催する予定となっている。