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建設新聞社
2018/09/12

【東北・宮城】東京エレクトロン宮城が県・大和町と約11haの用地取得協定

【東北・宮城】東京エレクトロン宮城が県・大和町と約11haの用地取得協定

 東京エレクトロン宮城(大和町テクノヒルズ1 児島雅之代表取締役社長)と宮城県および大和町の3者は、東京エレクトロン宮城が本社工場に隣接する大和リサーチパーク北側11万1000平方bの取得を決めたことに伴い、11日に県庁で工場用地取得に関する協定締結式を開いた。
 半導体製造装置大手の東京エレクトロングループで、主力事業のエッチング装置を開発・製造している東京エレクトロン宮城は2011年から大和リサーチパークで工場を稼働している。今後も需要拡大を見込めることから、既存敷地の北東側に当たる大和町小野岩倉の森林約11万1000平方bを将来的な工場拡張用地として取得する。計画では県土地開発公社の発注により19年7月ごろに造成工事に着手し、21年3月ごろの完成および引き渡しを予定している。
 締結式の後、東京エレクトロンの河合利樹代表取締役社長は「本格的なIoT時代の到来やビッグデータのサービス拡大が迫り、半導体製造装置の事業機会は中長期的に大きな成長が期待できる。用地の具体的な活用計画は未定だが、同じ敷地で開発と製造に取り組むということを前提に、中期経営計画の最終年度に当たる21年3月期をめどに検討に取り組む」と展望を述べた。なお、用地取得費は30億円台後半を見込んでいる。

 提供:建設新聞社