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建設経済新聞社
2018/09/12

【京都】向日が丘支援学校改築に伴い 余剰地に共生型福祉施設構想

 長岡京市は、同市井ノ内の京都府立向日が丘支援学校の改築で生じる余剰地に共生型福祉施設の整備を構想している。
 長岡京市共生型福祉施設構想調査報告書によると、市は「老朽化した老人福祉センター竹寿苑を移転させ、福祉複合施設として整備するとともに、乙訓圏域で1ヵ所の整備を見込む障害者地域生活支援拠点の機能を含める。そのほか、機能連携の有効性を考慮しながら各種の福祉課題に応える施設・機能を含める」、府は「全面改築による施設整備を図る」「学校と共生型福祉施設との連携による新たな教育活動や支援のあり方、学校の将来像や共生型地域づくりにも資する敷地の有効活用などを検討する」。
 計画上の課題としては「市街化調整区域内にあるため、原則として建物の建築ができない。福祉施設の新設を実現するためには、その目的や必要性を整理し、地区計画を設定する必要がある」「地区計画の設定後、開発行為を行う上では、開発基準により建築敷地は幅員9m道路に接する必要があり、また、その道路は幅員9m以上の道路に接続する必要がある」を挙げた。
 施設の整備手法及び管理運営を含めた方向性については、実現例を中心に調査研究を進め、可能な限り民間活力の活用を図る。広域的な見地から体制整備を図る必要がある福祉施設に関しては、府と連携・協議の上、整備手法の検討を進める。
 施設整備を行う敷地面積は8000〜1万uを想定。導入機能と施設ボリュームは、老人福祉センター竹寿苑が2〜3階建、延約1000u、地域生活支援拠点・児童発達支援センター・児童入所機能・福祉人材育成機能・障害者就労支援等が2〜3階建、延5000〜6000uと想定し、駐車場は100〜120台を想定する。