日本工業経済新聞社(茨城)
2018/09/06
【茨城】北茨城市統合小/21年度までに
北茨城市は磯原中学校と華川中学校の統合を計画している。現在進めている磯原中の移転新築に合わせて2021年度に統合する予定で、設計は2校の統合を踏まえて策定していく考え。現段階では開校に向けた工事スケジュールには変更はないが、工事費に関しては変更となる可能性もあるとのこと。廃校となる華川中に関しては校舎と屋内運動場が耐震性能を有していることから利活用を検討していく。
磯原中は施設の老朽化が顕著であることから移転新築を計画。8月に公募型プロポーザルで渇ェ田新一設計事務所・且ト建築設計事務所JVを最優秀者に選定したところ。計画延べ床面積6700u、全体工事費25億6200万円を試算し、19年12月下旬〜21年2月のスケジュールで建築工事を行う計画。
一方の華川中は校舎が1978年建設で、RC造3階建て約1700uの規模。屋内運動場は1972年建設で、S造2階建て約800u。2012年度に屋内運動場の、15年度に校舎の耐震補強・大規模改造工事を行った。
今回の統合は磯原中の移転新築を機に生徒数の推移や保護者の意見も踏まえて決定したもの。2校の統合に関しては10年度にも検討されたが当時は慎重な意見が多いことから見送られた。