新発田市は、中心市街地における再開発の可能性調査として、年内までに新発田駅周辺の交通量調査に着手する予定だ。
市の当初予算には、中心市街地再開発等調査事業費として30万円を計上。再開発事業等の有効性や事業手法の調査・検証を行う。
また市は、中心市街地のにぎわい創出に向けて、新発田商工会議所(佐藤哲也会頭)らを中心とする民間団体が組織する協議会に参画。協議会では、中心市街地再開発の是非などについて協議しており、年内にも方向性がまとまるもよう。
新発田商工会議所では、15年に「若手有志まちづくり勉強会」を発足させ、まちなかの再活性化策や再開発案などについて議論を重ねてきた。16年には「新発田市中心部の再開発に向けて」と題し、全天候型屋内スポーツ施設や子ども向け遊戯施設と共同駐車場を備えた複合施設、共同住宅と商業・公共施設とを融合させた施設の整備などを盛り込んだ提言書を二階堂馨市長に提出している。この中で、具体的なリノベーション・再開発計画の策定と運営を担う官民協働のまちづくり会社の設立などが明記されていた。