徳島市の遠藤彰良市長は、6日開会の市議会定例会で所信表明を行い、JR徳島駅西側駐車場から文化センター敷地に候補地を変更した新ホール建設計画について、当該地での検討を急ぎ、一日も早く整備していく決意を明らかにした。
遠藤市長は、駅西側駐車場について、「まちづくりや交通アクセスの利便性などでメリットは大きいものの、事業費が高額となり整備期間が長期にわたることに加え、文化団体等から市内に1000席以上規模のホールがない状況を一刻も早く解消してほしい−といった意見などから、見直すことにした」と説明。
文化センター閉館後3年以上が経過しており、今後は「市の文化振興における空白期間をできる限り短くするため、事業費を抑制しつつ、早期の整備が期待できる文化センター敷地で新ホール整備を検討していく」とした。また、「新ホールを一日も早く整備する」との決意を表明。12月議会での整備方針案の提示に向け、精力的に取り組んでいく考えを示した。会期は21日まで。
提供:建通新聞社