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滋賀産業新聞
2018/09/10

【滋賀】湖北広域行政事務センター 伊香衛生プラント

 平成23年の9月をもって閉鎖され、そのままの状態となっていた木之本町の「旧伊香衛生プラント」が、今年度から来年度にかけて解体されることになった。
 プラントを管理する湖北広域行政事務センター(長浜市八幡中山町)では、今月4日に開催した9月定例議会で18年度から19年度までの債務負担行為で解体工事費1億6000万円を予算化。プラント跡地の利用に伴い必要となる貯留槽の洗浄消毒等の業務とともに、今年度後期の早期発注に向けて諸準備を進めていく。
 昭和58年から供用を開始した伊香衛生プラント(長浜市木之本町木之本2106)は、脱水・焼却の処理方式でし尿の年間処理量が2063`g。浄化槽の汚泥処理量は年間5706`g規模で、脱水汚泥の焼却量は年間57d規模をほこった。
 しかし、下水道の普及で年々処理量が減少し、同センターが管理・運営する湖北町海老江の琵琶湖岸沿いにある第一プラントにし尿を処理統合し、平成23年9月30日をもって伊香衛生プラントは廃止された。
 以後、跡地の利活用が検討・協議されてきたが、20年の4月オープンに向けて施設整備工事が進められていく「仮称・北部地域総合体育館」の来場者用の駐車場用地として、貯留槽の洗浄消毒等を行うとともにプラント施設および管理事務所等を解体・撤去し、更地にして利活用されていく予定。

提供:滋賀産業新聞