京都府教育委員会は、長岡京市井ノ内の府立向日が丘支援学校について、改築準備に向け基本構想をまとめる。9月11日に基本構想検討会議の初会合を開く。
築51年が経過した向日が丘支援学校(長岡京市井ノ内朝日寺11)を巡っては、28年3月に府教委が「全面改築も視野に入れ検討していきたい」と抜本的な対策を講じる方針を表明。向日が丘支援学校周辺を福祉エリアとして一体的に整備し、福祉施策と特別支援教育との連携、在宅サービスや居住サービスの提供、緊急時も含めた入所機能など乙訓地域の実情も踏まえ、地域全体の対応力を高める障害福祉にかかる共生型地域づくりを目指しており、就学前から卒業後に至るまでの一貫した特別支援教育を共生型地域づくりと一体となって進める考え。
長岡京市は、当該地域における福祉サービスの調査を進め、当該施設の規模、運営手法を検討。サービス機能等の組み合わせについては、介護予防拠点としての機能強化を目指している老人福祉センター竹寿苑の移設や、障害児・者福祉サービス施設の整備などを検討している。
長岡京市の調査を踏まえ、府教委は将来像や敷地の有効活用などを検討し、改築に向けた基本構想の策定を進める。