高知県の2017年度末時点での汚水処理人口普及率は72・5%。前年度より3・7ポイント減少、全国平均の90・9%を大きく下回り全国45位となっている。このうち下水道処理人口普及率は38・0%、前年度より0・5ポイント上昇したが、前年度と同じ全国44位(福島県を除く)となっている。
汚水処理人口普及率は、公共下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽、コミュニティ・プラントなど生活排水の処理率。17年度末現在の高知県住民基本台帳人口71万9786人のうち、汚水処理人口は52万1753人で普及率72・5%。内訳は下水道27万3261人、農業集落排水施設など2万2311人、合併処理浄化槽など22万4662人、コミュニティ・プラント1519人。なお高知市の下水処理人口普及率59・8%は、全国の都道府県庁所在地のうち44位。
市町村別で見ると、芸西村、土佐町、香南市が普及率90%以上、四万十市、南国市、津野町が普及率80%以上。津野町は浄化槽処理のみで普及率83・0%となった。普及率が低いのは安田町、大豊町、室戸市の順。
提供:建通新聞社