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建通新聞社四国
2018/09/07

【徳島】徳島市水道局庁舎基本計画は公募型プロポで

 徳島市水道局は、本年度から計画している「水道局庁舎整備基本計画」の策定について、9月補正予算案で計上する事業費が認められれば、公募型プロポーザル方式で建設コンサルタントを選定し、業務を委託する考え。9月補正予算案には委託料1500万円を盛り込んでいる。
 局本庁舎と前川分庁舎(旧館)の耐震診断結果を受けて取り組むもの。診断結果では、各施設の最小Is値が局本庁舎が0・20、前川分庁舎(旧館)が0・08となり、いずれも耐震安全性の判定要件(0・6以上)を満たさなかった。
 このため局本庁舎の耐震化については、新たな庁舎の整備も視野に検討することとし、候補地の検討も含め基本計画の策定を進める。また、有識者を交えた検討会議を来年1月にも立ち上げ、専門的知見を求めながら並行して計画づくりを進めていく。
 一方、前川分庁舎(旧館)については、極めて危険な点が認められるとし、使用を中止し立ち入りも制限することとし、今後、必要な車両・資機材等の保管場所を民間から借り上げ、速やかに解体撤去することにした。なお、前川分庁舎(旧館)の機能の在り方についても、基本計画の中で検討することにしている。
 公募型プロポーザル方式による選定は、5日開会の市議会建設委員会(事前)で委員の「来年1月の有識者会議の前(12月)に、なぜ議会へ報告ができないのか」という質問に、業者選定に時間を要する理由として局が明らかにした。

提供:建通新聞社