2018年度第1回ごみ処理広域化対策岡山ブロック協議会(岡山市、玉野市、久米南町と2市1町で構成、会長:大森雅夫岡山市長)が8月31日に岡山市役所で開かれ、可燃ごみの広域処理施設の建設地を岡山市南区豊成地内の岡南環境センターに決めた。
岡山市は11月定例市議会に関係事業費の予算案を上程、議決されれば年明け以降、測量や地質調査などに着手し、19年度に施設整備計画案の策定に入る予定。25年度の稼働を目指しており、21年度に着工し4カ年で建設する予定。事業手法についてはDBO方式(公設民営)などの導入も検討していくことにしている。施設規模は200d/日以上(100d×2炉)を想定している。
建設地決定に当たっては、岡山市環境政策審議会で候補地を岡山市内2カ所、玉野市内1カ所の計3カ所に絞り込み、同審議会から提言を受けた意見や評価方法などを踏まえ、土地、周辺条件や環境、防災面と経済性などの項目と配点を設定し総合的に評価、岡南環境センターが最も高い得点となった。
14年度に策定した基本計画によると、建設費を91億円と試算。16年度末に結んだ協定で建設費の負担割合は、建設事業費をまず2市1町で均等に10%ずつ負担、残りの額は稼働がスタートする25年度時点のごみの量で負担割合を決めることにしている。
「提供:建通新聞社」