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　川崎市は、建設緑政局や各区役所道路公園センターが９月以降に公告する工事で、「受注者選択式週休２日制確保モデル工事」を試行的に実施する。建設業での「働き方改革」を推進する観点から、担い手の育成・確保と労働環境の改善を図る取り組みとして、工事現場での休日の取得を促進する。モデル工事として実施するか否かは、受注者が選択できる。
　モデル工事は、原則、土曜日と日曜日を現場の休工日とするもの。８割以上履行できた場合、工事成績評定に１点加点。履行できなくても工事成績評定の減点などのペナルティーはない。ただ、週休２日を確保するための請負金額の変更、工事の延長は行わず、契約した金額、工期の中で週休２日を確保してもらう。
　対象工事の条件は、�@建設緑政局または各区役所道路公園センターが発注する工事�A２０１８年９月以降に公告する工事�B４週８休の工期設定をしている工事�C実施工期が１カ月以上の工期�D緊急工事および管内一円工事は除く�E社会的要請などにより早期の工事完成が望まれる工事は除く�F施工時間や施工方法に制約がある工事は除く―となっていて、入札公告時にモデル工事であることを明記する。18年度中に対象となる工事は少ないとみられ、19年度に対象を拡大して実施し、その上で課題などを整理する考え。

提供：建通新聞社