愛媛県は、大洲土木事務所が入居する大洲庁舎建て替えに伴う設計の外注を9月に計画しているが、7月の西日本豪雨により同施設が床下浸水するなど被災したため、発注仕様書などを再検討しており、外注時期は流動的。同場所での建て替えについては変更しない方針。
事業計画では2018年度に設計を実施し、19・20年度で建設、21年7月の完成を予定している。設計委託費として当初予算に3820万円を計上している。新施設規模は既存施設と同程度を予定。
既存の大洲土木事務所は、1965年3月竣工の施設で、12年度に耐震診断を実施した結果、耐震性を満たしていないとされる他、築52年と鉄筋コンクリート構造物の耐用年数も超えていることから現地で建て替えることとなった。
同施設には土木事務所の他、農林水産部関係の農業指導班や森林林業振興班も入居しており、新施設にも入居する。
既存施設規模は本館が鉄筋コンクリート造3階一部塔屋付き4階建て延べ1687平方bと鉄骨造平屋と2階建て総延べ約700平方bの車庫と倉庫からなる。敷地は2654平方b。
委託する設計には、敷地内の施設配置や建設計画、庁舎解体設計なども含まれる。また地質調査も18年度に外注する。 場所は大洲市田口甲425ノ1。
提供:建通新聞社