裾野市長泉町衛生施設組合は、新火葬施設整備の基本設計の中間報告で、概算工事費を18億8990万円と発表した。今後、本格的に実施設計作業に入り、2019年3月9日の納期で進めていく。
基本計画の段階で、概算工事費は16億2000万円(建築・設備工事、火葬炉設備工事、造成・土木工事、外構工事、仮設工事など)と見積もっていた。中間報告によると、概算工事費の内訳は、本体工事費が15億2410万円、火葬炉設備工事費が1億5610万円、省エネ設備・非常用設備などが2億0970万円となっている。
施設設計業務は石本建築事務所(東京都千代田区)が担当。建築工事は19年6月以降の臨時議会案件で発注する見通し。
建設スケジュールは、19年8月〜21年1月末までを建築・造成・外構工事期間、20年9月〜21年1月末までを火葬炉設備工事期間とする。供用開始は21年度中を目指す。
基本計画によると、火葬炉は27年度までは暫定4炉で対応し、その後火葬件数の増加に伴い1炉を増設する。排気設備系統は2炉1系統とする(増設炉は1炉1系統)。使用燃料は都市ガス。新火葬施設の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ2560平方b。施設構成は1室当たり50人が使える広さでの告別室(2室)、収骨室(2室)、待合室(4室)、多目的室(1室)などを配置。待合室からは富士山が眺望できる建物の配置とする。建設地は裾野市今里343ノ1他。
提供:建通新聞社
(2018/9/3)
建通新聞社 静岡支社