鳥栖市、多久市など14市町が設置完了 佐賀県調査 佐賀県は、県内の市町立小中学校の普通教室に関する空調(冷房)設備設置状況を調査した。普通教室は全体で3049教室あり、このうち設置済みの普通教室が1902教室で、設置率は62・4%となっている。県内では鳥栖市や多久市など14市町が設置を完了した。
県では1998年度から概ね3年に1回、空調(冷房)設備設置状況を調査。前回の調査を2017年度に行ったが、記録的な猛暑を受けて18年度も緊急調査を実施した。
今回の調査結果を見ると、▽鳥栖市▽多久市▽武雄市▽嬉野市▽神埼市▽吉野ヶ里町▽基山町▽上峰町▽みやき町▽玄海町▽大町町▽江北町▽白石町▽太良町―の14市町で空調設備の設置を完了している。
未完了の自治体は▽佐賀市▽唐津市▽伊万里市▽鹿島市▽小城市▽有田町―の6市町。学校数の多い佐賀市は53校の756教室のうち、設置済みが573教室となり、設置率は75・8%。唐津市は55校の498教室のうち、32教室の設置に留まり、設置率は6・4%と低い。
伊万里市は22校の232教室のうち、設置済みは10教室(設置率4・3%)。有田町も6校の71教室で、設置されているのは4教室(同5・6%)となっている。
鹿島市は106教室(10校)のうち、29教室(同27・4%)、小城市は180教室(12校)のうち、48教室(同26・7%)で空調設備を設置している。