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滋賀産業新聞
2018/09/03

【滋賀】甲賀市 新水口体育館の建設

 甲賀市は、旧甲賀病院跡地で計画している新水口体育館建設事業について、工事発注方式を一般競争入札で検討を進めており、10月ごろの公告に向け、関係課で協議を行っている。
 順調にいけば、11月頃に工事業者選定、12月議会に承認案件として上程し、来年早々の工事着工を目指す考えだ。なお、基本・実施設計業務は片淵建築事務所(甲賀市)が担当。
 計画では、水口町本丸1―20の敷地1万1326平方b内にある水口体育館が築45年経過し、老朽化が著しいことから新築整備を行うことを決定、過年度から事業化に向けた庁内検討を進め、多くの利用者や地区から早期の整備を求める声が多いことから早期の工事着手を目指すこととした。施工地は水口町鹿深にあった旧の甲賀病院跡地の敷地約1万8000平方b。
 新体育館の規模は、既存体育館の規模と同等を予定していることから、RC造(一部S造)平屋建、1735・8平方b程度となる見込み。
 整備内容は、先ほど、新水口体育館建設に伴う検討委員会(吉田泰啓委員長)から教育委員会へ提出された提言書と設計内容をミックスしている段階であることから、未確定ではあるものの、▽多目的に利用できる▽健康・体力作りができる▽子どもから高齢者まで幅広く利用できる▽気軽に運動が出来る―体育館の建設を目指すことを念頭に、駐車場や駐輪場・多目的トイレ・エレベーター・観覧席など、ユニバーサルデザインの設備設置、障がい者・高齢者が利用しやすいバリアフリーに配慮した整備や太陽光発電設備・LED照明の設置など地球環境に配慮した整備内容となる見通し。施設内だけでなく、車両と歩行者の動線など、利用者の安全委配慮した駐車場・駐輪場の整備及び敷地内数ヵ所に防犯灯・防犯カメラを設置し、防犯対策機能を有し、施設外にも市民の安全に効果的であろう整備を行っていく。
 また、関東大震災級の地震動を想定した耐震機能を有する施設整備を予定し、地域の指定避難場所としての機能を持たし、防災備蓄倉庫を設置する。
 車両の出入り口は、敷地南側の指導鹿深・京町線からの出入りが望ましいと考え、体育館設置場所は敷地西側、駐車場は体育館南側での整備となりそうだ。
 なお、保育ニーズの高まりに伴う待機児童対策として同計画敷地内で計画されている水口地域公立保育園の整備場所は、東側残地での建設となる見通しだ。こちらは、現在、地域・議会への説明に向けた関係手続を進めているところ。

提供:滋賀産業新聞