高知市は29日、一般会計に7億0700万円を追加する9月補正予算案を発表した。大阪府北部地震を踏まえたブロック塀対策や7月豪雨に伴う災害復旧、国費の内示に伴う事業費の補正などに充てる。9月定例市議会の会期は9月5日から26日まで。
主な事業では、ブロック塀を撤去し安全なフェンスなどに改修する費用に1億4690万円を計上。江ノ口、秦、長浜、春野西の各小学校と城西、愛宕、城北の各中学校、朝倉、河ノ瀬の各保育園、高知商業高校を対象とした工事費の他、江陽小など小学校20校、潮江中など中学校8校、石立など保育園9園の設計費に充てる。
7月豪雨災害に伴う災害復旧には1億4958万円。行川川の護岸改修や高須11号線など道路11カ所、正木線など林道11カ所、農地・農業土木施設4カ所などの工事を進める。
国費の内示に伴う事業費の補正では、中須賀町で進める土地区画整理事業に2億1408万円、換地設計を行い建物の移転を進める。狭あい道路整備等促進事業費には5397万円、複数の道路で幅員を4b以上に拡幅する工事を進める。
その他の補正では、春野文化ホール長寿命化整備事業費に800万円、大ホールの舞台つり物など設備の更新に向けた設計費に充てる。総合運動場施設整備事業費には1000万円、引き続き第2種の公認を受けるため陸上競技場トラックの全面改修に向けた設計を進める。春野漁港機能保全計画策定事業費には1000万円、ストックマネジメントを導入し効率的で効果的な補修・更新に向けた計画を策定する。またヨネッツこうちの整備には2019年度の継続費として1億5000万円を設定、屋内プールとエントランスホールの天井耐震化工事を進める。
提供:建通新聞社