7月5〜7日に西日本を中心に襲った7月豪雨で被災した県内の林道施設の第1次災害査定が9月18日から21日までの日程で行われる。1次査定では、今回で査定を終える倉吉市、三朝町の2町と鳥取市の3市町の13路線19カ所を申請する予定で、査定に向けて復旧計画のとりまとめが進められている。1次査定では、13件が300万円未満から600万円未満に引き上げられた机上査定で、6件が600万円以上の現地査定となる見込み。
県内の被害総額が過去最高額の11億6700万円に達した今回の7月豪雨では、林道施設が128路線243カ所で土砂流出、法面崩壊、路体流出の被害を受け、被害額10億4000万円、林業専用道及び作業道も121路線126カ所で同様の被害がある、被害額は1億2600万円に上った。
そのうち、国の災害復旧の対象となる林道施設は、1次査定では倉吉市が円谷広瀬2号線など3路線7カ所(そのうち机上査定5カ所)、三朝町が小鹿線など3路線4カ所(同3カ所)、鳥取市が鳥取中央線など7路線8カ所(同5カ所)。
林道施設の災害査定が本格的となるのは10月以降で、林道施設で被害が大きかった若桜町(被害額が2億1200万円)、智頭町(同3億4600万円)、日南町(同1億5900万円)などは10月以降の災害査定で復旧計画が決まる。
日刊建設工業新聞