国土交通省横浜国道事務所は国道357号東京湾岸道路・八景島〜夏島(357八景島〜夏島)の整備で架設する橋梁の予備設計をエイト日本技術開発(本社、東京都中野区)に委託する。「H30横浜国道管内整備効果検討(その4)業務」と題し、簡易公募型プロポーザル方式で同社を委託先に選んだ。8月29日付で特定通知。延長2・3`の全線を橋梁とする計画の下、航路横断などの現地状況を考慮して最適な形式案を選定するとともに、施工計画や自然環境対策を練る。整備効果の検討を含む業務成果を2018年度内に得て、19年度以降の詳細設計などに生かす。
357八景島〜夏島は横浜市金沢区八景島から金沢航路を渡り、野島水路沿いを南方に進むなどして横須賀市夏島町に至る延長2・3`。全線を▽道路規格=第3種第1級▽設計速度=時速80`▽設計荷重=B活荷重▽横断面構成=4車線―などの橋梁とする計画で、今年7月に夏島町交差点の改良を皮切りに工事をスタートさせた。
今回の業務のうち、予備設計では航路や水路沿いへの架設を考慮して複数の橋梁形式を立案。それぞれの概算工事費を算定するなどして比較検討を進め、最適な形式案を選ぶ。また、施工計画は区間を▽金沢航路▽野島水路▽船越夏島線―の三つに分けて検討。自然環境対策については周辺に存在する動植物や干潟などへの影響を把握して検討する。
整備効果は地域特性や住民・企業ニーズなどを分析し、それを基に有効な指標を立てて定性・定量的に検討していく。
9月下旬〜19年3月下旬で履行してもらう。
提供:建通新聞社