東京都建設局は、都立木場公園の「多面的活用プロジェクト」として、同公園内に飲食店を設置・運営する事業者の公募手続きを開始した。公園南側のふれあい広場内の約1500平方bを対象区域とし、このうち300平方bに飲食店を設置する。残るエリアでは、飲食店との相乗効果によって、公園での楽しみ方や過ごし方を豊かにする取り組みを求める。募集要項を9月12日まで配布し、14日に現地説明会を実施。11月19日まで提案申請を受け付け、2019年3月に事業者を内定する。
木場公園(江東区木場4、5丁目他、開園面積23万8711平方b)で実施する多面的活用プロジェクトでは、対象区域を、公園南地区にあり園内最大のオープンスペースであるふれあい広場の一画に設定。約1500平方bの敷地のうち300平方bを有料で貸し付ける「収益エリア」とし、事業者が飲食店を設置して独占的に利用する。残る1200平方bは「創意工夫エリア」に位置付け、▽誰もが居心地良く過ごせる場の創出▽公園の楽しみや過ごし方の選択肢の拡大▽公園や地域の魅力・価値の向上―につながる取り組みを求める。
事業者は、20年6月末までに飲食店を完成・開業させる。事業期間は29年3月末まで。事業者が希望する場合、都と協議の上、最大10年間の更新ができるようにする。
募集要項などを建設局のホームページ(http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/tokyo_kouen/kouen0042.html)に掲載している。
提供:建通新聞社