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　取手市は９月３日に開会する市議会定例会に補正予算案を上程する。建設関係の主なものは、認定こども園と民間保育園の整備補助金に２億２００２万２０００円、公共施設のブロック塀対策に２１４０万６０００円、本庁舎の非常用発電機設置に向けた基本・実施設計に２カ年継続費で１６５２万４０００円を計上している。
　一般会計全体には８億４００８万円を追加し、当初からの総額は３９１億７８６万８０００円となる。なお議会最終日は９月21日。
　認定こども園・民間保育園の整備費補助金は、学校法人有松学院の戸頭東保育園（戸頭３−17−１）、学校法人長塚学園のあづま幼稚園（ゆめみ野４−22−１）、学校法人頓田学園の光風台幼稚園（光風台１−２−１）、社会福祉法人たかさご福祉会の（仮称）たかさごスクール藤代（宮和田１１３６−１）の４施設に対するもの。
　戸頭東保育園は、老朽化と需要増加に対応するため同じ敷地内に建て替える。新施設はＲＣ造２階建て、延べ１０９９�u、定員１３８人を想定。工事は10月にも一般競争入札で発注し、年内には着工する。開所予定は20年４月。総事業費４億１０７０万５０００円のうち、補助額は２億３７０６万５０００円。
　あづま幼稚園も老朽化と需要増加のため敷地内に改築。新施設は園舎がＷ造＋Ｓ造平屋、１３２５・２５�uで、遊戯室がＲＣ造平屋、２０４・２�u。定員は１７８人。10月にも工事を一般競争入札で発注して、年内に着工。19年10月の開所を目指す。総事業費は５億７３９万円で、補助額は２億９５０２万９０００円。
　光風台幼稚園では、高さが低いため防犯上課題があり、老朽化が進んでいる外周フェンス（Ｌ１９６ｍ）と門扉（２カ所）を本年度中に更新する。事業費は１２５２万８０００円で、補助額は９３９万６０００円。
　たかさごスクール藤代は、ＪＲ藤代駅北口駅前に新設する保育所で、市およびＪＲ東日本の土地に、ＪＲ東日本都市開発が建物（Ｓ造２階建て、延べ５７６�u）を整備する。定員は60人で、19年４月に開所予定。今回の補助金は、たかさご福祉会が行う内装工事や賃貸に対するもの。事業費１億１００万円のうち、補助額は５１００万円。
　公共施設のブロック塀対策には２１４０万６０００円。塀の撤去やフェンスの新設を行うもの。対象は白山小（２カ所、８６４万９４５０円）、旧小文間小（１２９万６０００円）、山王小（２カ所、２９９万１６００円）、藤代小（75万６０００円）、久賀小（45万３６００円）、取手第二中（４７９万６０００円）、旧新取手自治会館跡地（２４６万３０００円）。工事は10〜11月に発注する見通し。
　本庁舎の非常用発電機は、東日本大震災の教訓を生かし、災害時でも庁舎全体の業務を可能にするため整備を構想。基本・実施設計は２カ年継続費で１６５２万４０００円（18年度＝８９６万４０００円、19年度＝７５６万円）。年内には指名競争入札で発注となるもよう。
　そのほか総務費で、旧寺原公民館の解体工事に５７４万３０００円。同施設は現在、近隣の福祉施設ときわ学園（本郷３−２−２）に貸しているが、同学園が来年移転し、使われなくなるため解体する。工事は来年に発注となる見込み。
　民生費では、多目的福祉施設「かたらいの郷」（寺田５１３９）の浴室空調改修に８４９万２０００円、老人福祉センター「あけぼの」（寺田４７２３）の浴室天井改修に１２９万６０００円を配分。
　農林水産業費では、山王地区の砂利の農道（Ｌ１４３ｍ、Ｗ２・５ｍ）をアスファルト舗装するため３４１万３０００円を措置。10〜11月に発注する予定。
　土木費では、神住前新田の市道４２４７号線の改良（拡幅など）で詳細設計に５３５万７０００円、地質調査に２８７万３０００円、測量に２２０万４０００円、用地測量に１８８万円を計上。
　また、駒場三丁目の市道１４８３号線ほかの改良（排水整備、拡幅など）で測量設計に９１０万５０００円を充当している。
　さらに公園改修には２４５万７０００円を充て、羽中公園（西２−１２３−５）のフェンス設置と、桜が丘一丁目プレストン公園（桜が丘１−８４５−49）の防草コンクリート設置に取り掛かる計画。