トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2018/08/30

【富山】農協・公園と一体開発を/NHK敷地の活用調査で/県第2回懇話会 

 富山県の第2回まちなか県有資産有効活用検討懇話会(座長・西村幸夫東京大学名誉教授)が29日、県庁で開かれ、NHK富山放送会館敷地などの有効活用について協議し、農協会館や県庁前公園との一体開発が望ましいとする調査回答・意見が示された。
 旧富山中央警察署との土地交換で取得予定のNHK敷地(3582平方メートル)や旧富山中央署分庁舎跡地(750平方メートル)、富山警察アパート跡地(526平方メートル)の3カ所を対象に、整備するべき機能や具体的な活用策を取りまとめるもの。はじめに石井隆一知事が「県都中心部の県有地として大事な場所。6月から8月に実施した各調査を踏まえ、さらに幅広い観点から検討をお願いしたい」とあいさつした。
 県内外29社・団体からのヒアリング調査によると、NHK敷地では「民間事業者への貸付」の回答が最も多く、民間施設を誘致する場合にホテルとの複合化を想定する意見が多かった。7割以上が農協敷地や公園の近接地を含めた「一体開発がよい」とした。分庁舎、アパート跡地については、集合住宅の回答が多かった。サウンディング型市場調査(個別対話)には9者が参加。NHK敷地では、ホテルやコンベンションホール、観光施設を挙げ、隣接地との一体的な活用が望ましいとの意見が多数だった。
 今後は、アンケート調査、活用方法別施設規模・概算事業費報告、中間論点整理を行い、20年の年初ごろの第5回会合で提言を取りまとめる。

hokuriku