名古屋市立大学病院は、救命救急センター・災害拠点病院としての機能強化に向けた検討で、2018年度は同センターを取り巻く外部要因や足りない機能などの調査を実施する。調査は18〜19年度にかけて実施する見込みで、調査結果を踏まえて機能強化に向けた基本構想を取りまとめる見通しだ。
現在の救命救急センターは、病院1階南側に配置。面積は約700平方bで、初療室の他、処置室、診査室、病室(10床)、受付、待合室などで構成する。
救急搬送は、14年度の年間3700件から17年度の同6300件へと、14年度から急激に増加している状況にある。件数が増加している中、今後も継続して救命救急センター機能を確保していくための方策を探るため、調査を実施する。調査は同センターを取り巻く外部要因の他、どういった機能が不足しているかなどの内部要因を探る。その上で、どう対応していくかを検討し、救命救急センターの在り方として基本構想をまとめる考え。
本年度の調査業務はアイテック(東京都中央区)が担当。
提供:建通新聞社