福井県北陸新幹線建設促進同盟会(事務局:県新幹線建設推進課)は25日、新幹線の工事現場で見学会を開催した。
23年の開業に向けた機運醸成を目指すもので、鉄道建設・運輸施設整備支援機構や県福井土木事務所、および施工者の熊谷・日本ピーエス・坂川・轟JV(福井高柳高架橋担当)、鉄建・安部日鋼・清水組JV(九頭竜川橋りょう担当)、竹中土木・TSUCHIYA・キハラJV(第2福井トンネル北側担当)が協力した。
県内の小学生とその家族(23組、51人)たちが参加し、県新幹線建設推進課の内田敏明主任が引率した。バスで各工事現場を巡り見学。福井鉄道建設所の藤澤晴彦副所長と各現場施工JVの担当者が案内役を務め、参加者たちは各工事現場の状況から建設目的などについて理解を深めた。
まず福井高柳高架橋に出向き、橋上に登り、今後押出し架設で延伸する施工前の現場雰囲気と周囲の風景を楽しんだ。概要は延長2615メートル、幅員12メートル、高さ10メートル。工期は19年9月24日まで。
続いて九頭竜川橋りょうに向かい、施工途中の断面を見ながら構造や機能、周囲への騒音と生態系にも配慮した工法の説明に聴き入っていた。概要は延長414メートル。工期は20年3月10日まで。
最後は第2福井トンネル北側を見学し、施工中の内部を案内され機器や設備の多さに驚き、新幹線が開通に向けて整備されていく過程を実感した。概要は延長1603メートル、幅員10メートル、高さ9メートル。工期は20年3月23日までとなっている。