安倍晋三首相(自民党総裁)は27日、富山県を訪れ、石井隆一知事らから東海北陸自動車道4車線などの要望を受けた。
ANAクラウンプラザホテル富山では、県や県議会、県市長会、県市議会議長会、県町村会、県町村議会議長会の地方6団体による要望が行われ、安倍首相に対して石井知事、森雅志市長会長、金森勝男町村会長が要望書を手渡した。石井知事が▽北陸新幹線整備促進▽東海北陸道4車線化▽地方税財源の確保・充実―の3項目を説明し、「北陸新幹線では、効果の大きい路線として30年度末ごろまでの大阪開業を要望している。東海北陸道はトンネル区間を含む早期全線4車線化が必要」と述べた。引き続き、自民党県連の党員研修会と懇談会が開かれた。
要望に先立ち、安倍首相は富山駅を視察し、石井知事から富山駅付近連続立体交差事業、森富山市長から富山駅南北一体化事業について説明を受け、路面電車のセントラムに乗車した。