花角英世新潟県知事は28日、国土交通省および財務省などを訪ね、7月豪雨を踏まえた抜本的な土砂災害対策の推進といった防災・減災対策や、社会資本整備における特別要望を行った。
西日本豪雨災害や08年・11年の新潟福島豪雨など度重なる自然災害を挙げながら、県民の安全・安心の確保のために、抜本的な治水対策などの強力な推進が必要だと呼び掛けた。内容はハード整備をこれまでよりも一段加速させるための十分な予算の確保および財政的支援などを求めた。
一方、社会資本整備に関しては経済活動を進めるために物流・人流を担う道路や、港湾、空港などが重要な役割を果たしていると強調。その上で高速道路および地域高規格道路の整備促進(日本海沿岸東北自動車道の早期全線開通、道路整備関係予算の所要額確保など)、各港湾のさらなる機能強化(新潟西港のしゅんせつ、姫川港・小木港などの予算確保)、新潟空港の機能強化および利用促進への支援(除雪体制や凍結防止等、駐車場の利便性確保など)を養成した。