敦賀市が19年4月の供用開始を目指し敦賀駅西地区の市有地に計画する「敦賀駅前立体駐車場」が着工の運びとなり、23年春に控える北陸新幹線敦賀開業を見据え駅周辺整備が本格始動した。
27日に鉄輪町1丁目地係の建設地で行われた初弾工「敦賀駅前立体駐車場新築その1工事」の安全祈願祭には市や工事関係者が出席。地鎮の儀で敦賀市の中山和範副市長が鎌入れ、鳥抽w都市整備部長が鍬入れしたほか、施工する塩浜工業の塩浜都広取締役社長が鋤入れを行うなど工事の安全を祈願。神事の後、塩浜社長は「無事故無災害で工事を行い、敦賀駅の再開発に貢献したい」と抱負を述べた。
駅西地区のAゾーンとする敷地約7600平方メートルのうち、南側約3200平方メートルに建設。規模はS造5階建て延べ9221・27平方メートル。1階に駐輪場(638台)とバイク置場(原付46台・大型7台)、レンタルサイクル(50台)のスペースなど、2階から屋上は自走式駐車場(321台収容)とする。設計は内藤ハウス(山梨県韮崎市)、指定管理者はタイムズ24・タイムズサービスのグループが担当。
駅前立体駐車場と敦賀駅交流施設「オルパーク」の2階部分は渡り廊下で接続(別途工事)される予定。Aゾーン北側の敷地(4337・7平方メートル)と市営駐車場になっているBゾーン(3638・06平方メートル)は、民間のノウハウや資金等を活用した「敦賀駅西地区土地活用事業」として宿泊機能(客室100室以上整備)と飲食・物販・サービス等の商業機能(店舗面積が公共機能以外で1500平方メートル以上整備)を必須条件に公募型プロポーザルを実施。9月14日まで申請書を受付中で、募集要項や実施方針など詳細は敦賀市ホームページで閲覧できる。