トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2018/08/28

【東北・福島】基本設計は東畑建築事務所/いわき駅並木通り再開発ビルの関連業務3件

 福島県いわき市のいわき駅並木通り地区市街地再開発準備組合(野沢達也会長)は、JRいわき駅前に市街地再開ビルの新築を計画し、24日に「施設建築物等基本設計および資金計画策定業務」「土地評価および建物調査・評価等業務」「現況測量および公共施設予備設計業務」―の3件について指名競争入札を行った。
 その結果、建築基本設計・資金計画は1億円で東畑建築事務所、土地評価・建物調査評価は1420万円でNISSO、現況測量・公共施設設計は980万円でフタバコンサルタントにそれぞれ決定した。全て1落で、履行期限は2019年3月29日。
 この計画は、いわき市田町地内の約1・2fで、権利変換方式による第一種市街地再開発事業を導入し、再開発ビルを新築するもの。
 計画によると、新設する区画道路を境に敷地を街区1および街区2に分割。街区1に21階建ての一般向け住宅棟を新築し約150戸を整備、1・2階は商業・業務・サービス施設に充て、4階建ての市営立体駐車場も併設する。
 街区2は、14階建てのシニア向け住宅棟とし約120戸を設置、併せて3階建ての立体駐車場も整備する。
 これら全ての施設を合計した総延床面積は約3万4500平方bとする計画。
 今回入札した建築基本設計・資金計画では、建設に向けて資金計画を立案するほか、総延べ約3万4500平方b規模を基本に、導入機能を精査した上で、建築基本設計を作成する。
 このほか、土地評価・建物調査評価の内容は施行区域内の不動産(土地)鑑定および既存建物の調査と評価業務で、現況測量・公共施設設計は地区界測量と、掻槌小路谷川瀬線(並木通り)、区画道路、市道田町4号線拡幅などの道路予備設計。
 同準備組合では、現在、事業協力者のフージャースコーポレーションとともに、事業認可手続きを進めており、12月ごろの本組合設立を目指すとともに、権利変換計画の作成を進める。19年度は建築実施設計を作成し、一部着工を目指したい考えで、21年度の施設完成を予定している。
 なお、業務3件の指名業者は次の通り。
▽建築基本設計・資金計画=アール・アイ・エー、INA新建築研究所、大建設計、東畑建築事務所、ユーデーコンサルタンツ
▽土地評価・建物調査評価=NISSO、新日(低価格入札)、谷澤総合鑑定事務所(辞退)
▽現況測量・公共施設設計=東コンサルタント、日栄地質測量設計、松田測量設計、パイオニア設計、ヨウタ、フタバコンサルタント、地質基礎、東日本建設コンサルタント

 提供:建設新聞社