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建通新聞社(中部)
2018/08/28

【愛知】八事福祉会館改築に民間活力導入を 名古屋市

 名古屋市健康福祉局は、八事福祉会館の移転改築に向けた検討調査に着手する。本年度は、移転改築候補地の現況を整理するとともに、改築施設の基本設計レベルの検討と民間活力を活用した場合の事業手法を検討する考えだ。2019年度にも民間事業者の公募に向けた準備を進めるスケジュールが見込まれる。
 現八事福祉会館は、昭和区八事本町100ノ14に所在し、規模は鉄筋コンクリート造616平方b。現在は民有地の借地で、借地契約が21年11月までのため、市有地に移転改築する方針だ。
 移転候補地は、昭和区御器所1ノ6ノ1(地番)をはじめとする市有地で、全体面積は約559平方b。現在は荒畑第一駐車場として活用している。地下鉄鶴舞線荒畑駅出入り口から徒歩1分程度の立地。
 同市有地では、最大で5階建て規模の建物が建築可能なため、民間事業者のノウハウを導入して建物を建設し、1〜2階に福祉会館機能が入るイメージを想定している。民間事業者の施設用途は限定していないものの、福祉会館が所在することから高齢者福祉に資する用途で活用ができるか検討する。
 検討調査は「八事福祉会館移転改築検討調査業務委託」の一般競争入札を公告した。入札書を8月29日に受け付け、同日に開札する。履行期間は11月30日まで。
 業務では、現福祉会館と移転改築候補地の現状を整理した上で、福祉会館部分の諸室構成と建築規模、施設構成、土地利用ゾーニングについて基本設計レベルの検討を行う。また、民間活力を導入した場合の事業手法を検討するとともに、民間事業者の参入意向調査を実施、より好ましい定期借地契約条件なども含めヒアリングを通じて把握する。

提供:建通新聞社