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日刊建設タイムズ社
2018/08/28

【千葉】日本国土・馬淵が代行/総事業費約98・3億円/柏IC西区整 30haで来春認可

 (仮称)柏市柏インター西土地区画整理組合設立準備会(染谷清会長)は、来年春の組合設立認可を目指して、柏市をはじめとする関係機関との協議や埋蔵文化財本調査を進めている。常磐自動車道柏インターチェンジの西側に接する約30haを対象に、既存集落や大青田の森など周辺環境と調和を図りながら、工業系への土地利用転換を図る。岡本設計企画がコンサルタント業務を担当し、日本国土開発・馬淵建設JVが業務を代行。総事業費約98・3億円(うち工事費57・4億円)を見込んでいる。
 同地区は、柏市都市計画マスタープランで地域振興拠点に位置付けられている。地権者数は122人。現在は市街化調整区域のため、土地区画整理事業に合わせて市街化区域に編入し、将来は全域を工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)とする。
 南北方向に幅員22mで区画道路(区22−1号線)を配置し幹線道路とするほか、同幹線道路に接続し計画地を環状に結ぶ区画道路(区10−1号線、10−2号線、11−1号線)を幅員11・0mと10・0mで配置し補助幹線道路とする。また、その他の区画道路は幅員8・0m、7・0m、6・0mで計画する。
 幅員22mの幹線道路は車道部を11m(2車線、路肩含む)とし、両側に幅員5・5mで歩道・自転車道を設ける。歩道・自転車道は1・0mの植樹帯で2・5mの歩道と2・0mの自転車道に分離する。
 整理施行後の土地利用計画は公共用地約7・8ha、宅地約12・8ha、保留地約9・8haの合計約30・4haで、公共減歩率約20・5%、保留地減歩率約34・5%、公共・保留地合算減歩率約55・0%で計画。
 地区内幹線道路西側の大街区を保留地とするほか、西端に調整池(約2ha)、東側のインターに接して公園(約0・93ha)を配置。公園は北広場(約1652u)及び南広場(約695u)のほか残置森林と造成森林で構成する。
 街づくりは地区計画を定め、それに従って立地を誘導する。検討中の地区計画案では、環状に配置する補助幹線道路の内側を工業A地区とし、工業、物流、倉庫等の立地を誘導。補助幹線道路の北側は工業B地区とし、工業、物流、倉庫、研究所等の立地を誘導するとともに、地域産業及び新たな産業の拠点となる中小規模の施設を誘導。補助幹線道路東側のインターとの間は地域産業地区とし、地域産業及び新たな産業の拠点となる中小規模の施設を誘導する。
 総事業費約98・3億円の現時点の収支計画は、収入が公共施設管理者負担金9・0億円、排水施設整備負担金0・5億円、保留地処分金88・8億円。支出が工事費57・4億円、移転補償費11・2億円、調査設計費9・1億円、文化財調査費13・1億円、事務費6・2億円、その他1・3億円。k_times_comをフォローしましょう
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