県が進める松陽台第二団地における建設の年次計画が分かった。第6期の30戸整備に向け、基本・実施設計を11月30日までの期限で委託。国の内示状況等により、変更になる可能性も残されているが第7期30戸、第8期26戸、第9期28戸の計84戸を見込む。全体事業は22年度完了を予定している。
全体戸数は約280戸。長屋形式で地域産材を活用する。これまでに第1期(36戸)、第2期(42戸)、第3期(26戸)、第4期(26戸)の計130戸が完成・入居済み。第5期28戸を12月14日までの工期で推進しており、第6期はW造2階建て15棟30戸で19年度中の完成を目指す。
同団地は、子どもの成長に合わせ、間取りが変更できるなど子育てに適した住戸プラン。ブロックごとにまとまった緑地を配置することにより、地域で子供たちを見守る環境を形成する。さらに、多くの子育て世帯が利用できるように定期借家制度を導入。入居期限は原則10年間となっている。
建設地は、JR鹿児島本線の上伊集院駅に隣接する鹿児島市松陽台町のガーデンヒルズ松陽台内。近くには、松陽台高校などがある。全敷地を取得済みで緑に囲まれ、自然環境に恵まれている。