グリーンパワーインベストメント(坂木満社長、東京都)が、風力発電施設「(仮称)いちき串木野・薩摩川内ウィンドファーム」を計画していることが、計画段階配慮書(アジア航測作成)の電子縦覧が始まり概要等を含めて明らかとなった。2市の境にある尾根を中心に13基を設置して、出力は最大4万kw程度。工期は約3年を想定している。
風力発電機の定格出力は3000〜4000kw。ブレード枚数は3枚で、ローター直径(回転直結)は約103〜117m、ハブ高(中心高さ)は約85〜116.5m、最大高さ(回転域の最大高さ)は約136.5〜175m。基礎の構造(杭基礎または直接基礎)は今後の地質調査等の結果で判断する。
大型資材の搬出入路は、川内港または串木野新港から行う予定。具体的な工法等は、対象事業実施区域の絞り込みと風力発電機設置位置の検討結果を踏まえ具体化。
想定される内容は、仮設道路・管理用道路や用地造成、基礎の土木工事のほか、発電機等の搬入・組み立て−など。
また、系統連係に向けた送電線の敷設では、架空の場合が建柱・装柱の建設、埋設となった場合が電線管等を敷設。詳細な工程計画は、今後の系統連系協議、各種調査、設計を経て決定する。