鹿児島市交通局は、社会資本整備総合交付金を活用して鹿児島駅周辺都市拠点総合整備と併せた駅前停留場整備を計画している。都市・地域交通戦略推進事業を活用して実施することから、事前評価を行うため一般競争入札による手続きを開始。駅前広場の供用開始にあわせて19年度に着工、21年度の完了を目指す。
同市が実施する自由通路(L103m×W3m)、駅前広場整備(約1万u)や上本町磯線改良などの駅周辺都市拠点総合整備(2018〜22年度、全体事業費39億3600万円)と一体的な停留場の整備を実施することを目的とし、交通結節機能の強化や利用者サービスの向上を図る。
駅前停留場の基本設計は、トーニチコンサルタント・東条設計・ワイ・ユウプランJVが担当。市電とJR九州との乗継環境整備は、停留場を現在位置より駅舎側に約5m延伸するとともに、バリアフリー基準に対応した乗降場、風雨や降灰を防ぐ側面への防風壁等を計画している。
事前評価は、工程表や業務実施計画書等を作成する必要があるため、一般競争入札による手続きを開始。委託名は「鹿児島駅前停留場整備都市・地域交通戦略推進事業事前評価調査業務委託」。開札は9月5日午前10時からで、12月21日までの履行期限となっている。