石川県警察本部が能美市三道山町地内で建設中の「能美警察署新庁舎」(寺井警察署庁舎建設工事)は、来月中の完成に向け、各種仕上げ工事が急ピッチで進められている。また、これまでに建物の外観が姿を現した。
建設規模は庁舎棟がRC造3階一部4階建て延べ2382・90平方メートル、車庫棟がS造平屋建て223・30平方メートル。無駄のないシンプルなデザインで、外壁は明るい茶系色で仕上げ、緑豊かな周囲の景観と調和している。
1階に警務、交通、地域、会計各課、署長室、待合ロビー等を配置し、地域住民ら来訪者の多い窓口をロビー周辺に設けることで利便性を確保。2階に生活安全、刑事両課と留置施設、3階には大会議室、柔剣道場、警備課を配す。
設計・監理は山岸建築設計事務所(建築)、浦設備研究所(設備)。施工は中東・船山建設・大同建設特定JV(建築)、第一電機・秋田電気特定JV(電気設備)、柿本・茗荷谷設備特定JV(空調設備)、中部産業(給排水衛生設備)、米沢電気工事(自家発電設備)がそれぞれ担当。
工期は各9月28日までで、10月中に新庁舎での業務開始を目指す。
なお、寺井警察署の名称については、庁舎の移転新築にあわせ「能美警察署」に変更される。