四街道市は、9月定例議会に上程する補正予算案で庁舎等整備事業の継続費を設定した。継続費は▽実施設計委託▽実施設計等支援業務委託▽実施設計技術支援業務委託▽庁舎整備工事の4事業。庁舎整備工事は2018〜21年度の4か年で、設定額が52億4550万円。委託と工事を合わせた継続費の総額は53億3711万8000円。基本設計はINA新建築研究所(東京都文京区白山3―1―8)が担当。9月定例議会は今月27日に開会する。
同事業は、既存の本館、新館、分館、新分館のうち、本館を建て替え、既存新館は4階以上を撤去減築し建物の軽量化を図り、耐震壁等の設置により耐震性を向上させる。分館と新分館は改修工事を実施。
事業は「先行型三者協定方式」を採用。補正予算可決後に総合評価型一般競争入札を公告。工事請負契約締結後に市、設計者、施工者の3者で協定を締結。施工者の提案を入れながら、実施設計を固めていく。実施設計は基本設計を担当しているINA新建築研究所と、実施設計支援業務は基本設計支援業務を担当している県建設技術センターとそれぞれ協議。実施設計技術支援業務は施工者決定後に委託する。
建物規模は、新築棟(1)がRC造4階建て延べ8020・69u、ラウンジ部分の新築棟(2)がS造平屋建て延べ131・09u、減築する新館がRC造地下1階地上3階建て延べ2226・57u、改修する分館がS造2階建て延べ427・68u、新分館がRC造・S造地下1階地上3階建て延べ857・74u(渡り廊下含む)。ほかに公用車車庫がS造平屋建て延べ148・50u、倉庫がS造2階建て延べ612u、防災備蓄倉庫がS造平屋建て延べ52・50u、アプローチ歩廊がS造平屋建て延べ252u。
工事は3期6段階で実施。1期の第1段階で既存施設の撤去など先行撤去切廻し工事を実施し、1期の第2段階で新築棟を建設し、21年5月の連休明けに新築棟を開庁。2期の第3段階で本館の解体と新館減築、分館、新分館の改修工事、2期の第4段階で新築棟接続部分工事と新館、分館、新分館改修工事、外構整備工事を実施し、さらに2期の第5段階で全体を竣工させ、22年6月の全庁舎開庁を目指す。全庁開庁後、3期の第6段階で福祉センター分館の解体工事と総合福祉センター北側の外構工事を実施する。
継続費の年度割は次の通り。
▽庁舎等整備事業(庁舎整備実施設計委託)=7632万5000円(18年度3053万円、19年度4579万5000円)▽同(庁舎整備実施設計等支援業務委託)=989万3000円(18年度395万8000円、19年度593万5000円)▽同(庁舎整備実施設計技術支援業務委託)=540万円(18年度108万円、19年度432万円)▽同(庁舎整備工事)=52億4550万円(18年度0円、19年度20億9830万円、20年度24億4040万円、21年度7億680万円)