高知県中央東農業振興センターは、香南市野市町にあるため池「黒谷池」を二重鋼矢板工法により補強する。鋼矢板の納入などその1工事の一般競争を11月ごろ、鋼矢板打設などその2工事の一般競争を2019年1月ごろ公告する見込みだが、設計が順調に進めば一括し公告する可能性もある。
黒谷池は堤体延長86b、堤高10・5b。高さ12・5bの鋼矢板を4b間隔で2列にし、合計300枚打ち込む。2列で打ち込んだ鋼矢板はタイロッドでつなぐ。この他の工事内容については、12月中旬の納期で進める設計で決める。場所は香南市野市町本村。設計はウエスコ高知事務所(高知市)が担当。
二重鋼矢板工法を採用したため池の耐震補強については、全国で初めて三山池(本山町)の工事で採用、7月19日にその1工事の開札を行い清水新星が落札した。県では黒谷池以外のいくつかのため池でも二重鋼矢板補強工法を計画しているという。
提供:建通新聞社