栗東市は、川辺地先の社会体育施設「栗東運動公園」内の「栗東市民体育館」が、24年に滋賀県で開かれる国体のレスリング競技の会場となることを見すえた必要な改修とかねてよりの老朽化対策を加味した改修整備を、国体前年度の23年度に開かれるプレ大会までには完了する計画で進めたい意向だ。
改修にあたり市が行う予定の基本設計は、18年度当初予算に委託費290万円を措置済み。現時点では関係機関との協議等を経てから18年度後半にも手続きに入り発注、18年度から19年度にかけての期間で業務を行いたい考え。基本設計の発注手法は決まっておらず今後決定する。
栗東運動公園(川辺390―1)は昭和53年に整備され、市民体育館はRC造2階建、延3601・83平方b規模。体育館施設は▽第1アリーナ(1575平方b、バスケットボールコート2面、バレーボールコート3面、バドミントン8面他)と昭和56年に作られた▽第2アリーナ(420平方b、バレーボールコート1面、バドミントン3面、バスケットボールコート1面)―で構成。2階には観客席500席を備える。
滋賀国体のレスリング会場に立候補し16年度に会場の内定を受けた。18年度に委託する基本設計では国体開催を見すえ競技団体や専門家などからの意見も取り入れ、必要な機能などについて設計内容に反映したい考え。
その後実施設計を行い23年度のプレ大会の前年度の22年度中には整備工事を完了する見通しだが、改修など整備手法について基本設計内でシミュレーションし費用対効果の高い手法を決めていくため、現段階での工事規模や施工期間などは未定。
提供:滋賀産業新聞