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　いすみ市は、国吉中学校建設事業デザインビルド（ＤＢ）の公募型プロポーザルで、阿部建設（旭市ニの５２８）を代表者、千都建築設計事務所（千葉市美浜区真砂３−１−２）を構成員とする共同企業体を選定した。今月28日に開会する市議会定例会に契約議案を提出する。契約額（消費税を含む）は17億９８２０万円。工期は２０２０年12月15日まで。
　同校（国府台１５５２、敷地面積約２万３０００�u）には校舎棟２棟、技術棟１棟、屋内運動場１棟及びプール１基が整備されているが、特に校舎棟に関しては老朽化が進んでいる。また、屋内運動場は浸水被害が頻繁に発生しており、早急に対策が必要。このため、公募型プロポーザルによる設計・施工一括発注方式で優れた技術提案を選定し、施設整備を進めることにした。
　対象業務は、�@各種調査業務（地盤調査、周辺家屋調査等）�A２階建て校舎棟（１９６４年３月建築、ＲＣ造２階建て、延べ７７５�u）の解体撤去工事�B新校舎棟建築工事（電気設備工事及び機械設備工事を含む）�C３階建て校舎棟（76年２月建築、ＲＣ造３階建て、延べ１５６６�u）の部分改修工事�D屋内運動場（99年３月建築、ＲＣ造２階建て、延べ２００６�u）の浸水対策・老朽改修工事�E外構工事（電気設備工事及び機械設備工事を含む）�F一連の工事における設計業務及び工事監理業務。
　また、技術棟（88年３月建築、ＲＣ造２階建て、延べ６６８�u）は事業者の提案によるものとするほか、プール（87年２月建築、ＣＢ造平屋建て、延べ１０３�u）及び武道館（82年３月建築、ＲＣ造平屋建て、延べ５４４�u）、グラウンド（１万２２４１�u）は今回の事業の対象外とする。
　阿部・千都ＪＶの提案によると、２階建て校舎棟を解体撤去して建設する新校舎棟の構造・規模は、ＲＣ造３階建て、延べ約３６２９�u（１階１２４０�u、２階１１８６�u、３階１１７１�u、ＰＨ32�u）。普通教室５室、多目的教室１室、少人数教室１室、特別支援教室２室、理科室、音楽室、美術室、技術室、家庭室、図書・コンピュータ教室、生徒会室、教育相談室、進路指導室、校長室、職員室、保健室、会議室他を配置し、新規合併処理浄化槽へ入れ替える。
　また、３階建て校舎棟の部分改修では、普通教室への改修や屋根及び外壁の改修などを実施。屋内運動場については半地下部分の浸水対策に加え、老朽改修工事として雨漏り箇所の防水改修、照明設備のＬＥＤ化などを実施。このほか外構等では駐輪場を新設する。
　議会の議決を経て本契約締結後、19年７月31日までを設計期間、18年12月１日から20年12月15日までを施工及び工事監理期間とする。２階建て校舎は18年度末まで利用することから、本年度は３階建て校舎棟の部分改修工事を行い、19〜20年度で２階建て校舎棟の解体撤去工事と新校舎棟の建設工事を進める予定。