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西日本建設新聞社
2018/08/23

【熊本】熊工生に舗装の重要性伝える 現場体験見学会

 熊本工業高校で17日、舗装補修工事の現場体験見学会が開かれた。建設産業を志す高校生に、道路の重要性や工事の楽しさ、仕事のやりがいを直接感じてもらおうと、日章工業(石原辰春社長、熊本市東区)が企画。土木科1〜3年の生徒計60人が参加した。
 体験したのは、正門付近にある歩道の剥取補修工事と、通路部分の路面補修工事。ロメンパッチやカラー塗布等特殊舗装は、熊本ニチレキ(宇城市)が施工協力した。
 カラー剥取補修では、バックホウを使って傷んだアスファルトを取り除き、不陸整正して再舗装する様子を見学。技術者の指導を受けながら、カラー塗布する仕上げ作業を実際に体験した。路面補修では、補修材を使って通路の段差やポットホールを解消する工事に挑戦した。
 土木科の猿渡和博教諭は「実際の現場を見て体験することで、授業の内容がより分かりやすくなる」と話し、今回の取り組みを歓迎。石原社長は「舗装工事への興味や関心が高まったのでは」と手応えを感じていた。
 熊工は2018年度、文部科学省のSPH(スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール)に認定され、産学官協働で「災害対応型エンジニアを育成する教育プログラムの開発」に乗り出す。日章工業は今後、施工技術の立場から全面的に支援・協力していく方針だ。

提供:西日本建設新聞社
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