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北陸工業新聞社
2018/08/22

【富山】YKK/日本初の最高位受賞祝う/パッシブタウンK棟黒部 

 YKKが黒部市内で建設した「パッシブタウン第3期街区K棟」が、米国の国際的エネルギー建築評価規格「2017LEED Homes Awards」で最高位の「Winner」を日本で初めて受賞し、お祝いの会が20日、同棟で開かれた。関係者約30人は、日本初の快挙の喜びを分かち合った。
 LEEDは、米国グリーンビルディング協会が開発・運用する環境配慮建築やエリア開発の認証システム。同棟は、昨年10月に日本で初めて「LEED for Homes」の最高ランク「プラチナ認証」を取得。認証を受けた世界各地の物件を評価する本アワード「集合住宅部門」において、既存社宅を再利用したリノベーションによる資材削減(ライフサイクルコスト配慮)などが高く評価され「Winner」に選ばれた。同棟はRC造3階建て延べ979・77平方メートルで、昨年6月に竣工。外国人技術者向けのサービスアパートメントとして利用されている。
 お祝いの会で、YKK不動産の吉田忠裕社長は「日本初の最高位をとった建物が、黒部にあることが特別。市民の誇りになる」と喜んだ。グリーンビルディングの平松宏城代表理事から、設計したキーアーキテクツの森みわ社長と青山幸多取締役に盾が贈られた。続いて来賓の大野久芳黒部市長、竹内昌義パッシブハウスジャパン理事が祝辞。施工した松井建設の松井隆弘社長の音頭で乾杯した。スピーチに立った森社長は「吉田社長の理解、きちんと施工していただいた松井建設など、チームワークが良かったプロジェクトだった」と振り返った。

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