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　金属部品加工など手掛ける新潟セイキ（小千谷市大字山本４０５番地　渡辺文夫代表取締役）と小千谷市は２１日、同市が鴻巣地内で造成を進めている鴻巣産業団地への進出に係る立地協定を締結した。
　同団地３万４６００平方メートル（計３区画）のうち第３区画５６００平方メートルを取得し、本社工場を移転する計画。規模はＳ造平屋建て延べ約２２００平方メートル。１９年春にも着工へと運び、同年１０月ごろの稼働を目指す。設計・施工は秀和建設が担当する。
　既存本社工場はＳ造平屋建ての建物３棟構成（延べ約６００平方メートル）。施設の老朽化と人員不足に加え、建物が離れ、さらに用水路で敷地が分断されて非効率な状態にあることから、１年前から移転の検討を進めていたという。今回取得した用地は現敷地の２倍近い広さがあり、建物を集約し生産加工設備を専用化することで、限られた人員の中でも生産能力を伸ばせると判断した。渡辺社長は「今の土地では制約が多かったが、移転で効率化できる」と抱負を語った。
　大塚昇一市長は「市内外の企業の立地を促進し技術力の伝承、若者の就労拡大につなげたい」と述べた。