越前市は、ハイテク企業の大型工場などを誘致する市内の受け皿として、新しい産業工業団地の建設を計画している。
国道8号沿いで、サンドーム福井の南側一帯10万平方メートル規模(準工業地域)。同市では瓜生工業団地として、産業振興の拠点の一つとして位置づけ、今後計画の具体化を図りたい考え。
企業の国内において大規模な工場用地を確保したいという旺盛な生産計画や需要増に即応。福井県の全面的な支援を受けながら、新たな産業用地の造成計画を推し進めたいとしている。
対象地は、北陸自動車道・武生インターチェンジや23年春に開業を予定する北陸新幹線(仮称)南越駅にも近接した高速交通ネットワークの要衝にあるなど立地条件は絶好。市内はもとより県全体の産業振興にも寄与すると期待は大きい。
なお市では今年度も継続して、定住化対策やまちづくり基盤整備事業などを積極的に推し進め、行財政構造改革の一方で総合戦略の着実な推進も図っている。